1)良い面もあれば悪い面もある人間を概括的にイメ−ジ評価するのではなく、一つひとつの行動に基づい て分析的に評価して戴くことを目的としている。
2)特に情意考課の「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」がどんな場合に評価されるのかを、様々な 事例を通して研究していただく。
3)総合評価のやり方(時間的ウエイト、難易度ウエイト)を検討。
被考課者の青森桜子さんは東北商事、人事課給与係に所属しています。23歳で、短大を卒業後入社し、今年で勤続3年になります。資格等級はJ(ジュニア)−3級です。 青森さんには10分前出社という慣行を破ったり、緊急の残業依頼を断ったり、有給休暇の取得を変更するように上司の係長から言われても、既に海外旅行の予約を取っているので変更できないと反論するなど、自分の考えを押し通す頑固な一面があります。 その反面、隣の係の仕事を手伝ったり、懇親会の幹事をするなど世話好きで面倒見が良い面もあります。 また、自ら朝礼の進行をかってでたり、社宅や保険の控除関係部分の事務合理化案の検討という難しい仕事にチャレンジするなど積極的な取り組み姿勢もうかがえます。 本来の仕事である給与計算も含めて、仕事のできばえはほぼ係長の期待通りであり大変優秀な社員であるとの印象を受けます。しかし青森さんの頑固な性格に、ときどき係長は手を焼いています。
ケーススタディビデオ上映の前に、理論編ビデオ「公正評価ステップアップ講座」を上映するとより効果的な考課者訓練が実施できます。
面接制度の理解を深めるには理論編ビデオ「職能面接制度の実践」がございます。
「目標による管理」の具体的運営方法や目標面接・育成面接の技法、OJTの手法等のビデオ教材もございます。併せてご活用下さい。
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