情意考課にウェイトを置き、情意考課とはどのようなものかを学んでいただく作品。 対称的に性格の違う2人(同等級)を被考課者とし、ともすれば相対考課に陥りがちな場面設定。 上司としての、職務基準設定の重要性等の問題。 実際の職場でも起こり得る、部下の「残業命令拒否」をどうのように考課したら良いか。
南海商事(株)の営業部で活躍する荻原次郎(J−3級 24才)、河野三郎(J−3級24才)の二人がこのケ−ススタディの主人公です。 急遽、翌日行われる全国販売会議へ提出する全国特約店・売上げデ−タの一部修正と集計作業が生じたことからこのケ−スは始まります。 『今日中に修正した累積集計を提出するように』と三ヶ田課長は2人に命令します。また、『間に合わないと判断したら、すぐに私に言うように。応援を出すから…』とも指示します。 多少、雑な面もありますが、仕事の手際の良い荻原君はどんどん業務を処理していきますが、非常に仕事が丁寧な河野君は、今一つ進み具合が遅れ気味です。昼休み、荻原君はふさぎこみがちな河野君に対し、『今度の休みの日に、みんなで遊びに行こう!』と誘いますが、河野君は『寝ている方がいい』と断ります。 午後、あいかわらず、河野君はマイペースで業務を処理していきます。 心配した課長は、何度も様子を見にきますが、河野君は『大丈夫です』と答えます。 定時までに完成した荻原君でしたが、内容にミスが多いため残業してミスを修正することを課長に申し出ます。 一方、定時までに完成できなかった河野君に対して、三ヶ田課長は残業の依頼をしますが河野君は約束のため残業を拒否し、業務を残したまま退社しようとします。課長と河野君のやり取りを見ていた荻原君は、「河野君の業務は自分がやります」と、申し出てくれたため、無事に全国特約店・売上げデ−タの修正・累積集計は本日中に完成したのです。
ケーススタディビデオ上映の前に、理論編ビデオ「公正評価ステップアップ講座」を上映するとより効果的な考課者訓練が実施できます。
面接制度の理解を深めるには理論編ビデオ「職能面接制度の実践」がございます。
「目標による管理」の具体的運営方法や目標面接・育成面接の技法、OJTの手法等のビデオ教材もございます。併せてご活用下さい。
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